コラム

  • HOME
  • コラム
  • 土木業界の仕事内容に対するイメージや疑問を解消

土木業界の仕事内容に対するイメージや疑問を解消

土木業界の仕事内容に対するイメージや疑問を解消

昨今、土木業界は常に人手不足の状況が続いています。多くのベテラン技術者が定年退職し、中堅技術者がベテラン技術者の仕事を担うようになり、新人技術者だった者が中堅技術者へと成長を遂げるタイミングで、新たな新人技術者を採用するため奮闘している状態です。しかし、業界を知らない人からすると、いわゆる3K「キツい」「危険」「汚い」といったイメージが先行して、中々飛び込みづらい業界と思われています。 

そこで、業界に対するイメージに変化を与えて、働いてみたいと思える土木業界の話しをしたいと思います。 

 

本記事では、初めて土木業界で働く方、または働きたいけど一歩踏み出せない方が疑問に思っている事を解決します。まずは一歩、土木の世界に飛び込んでみてください。 

土木業界へのイメージ

作業者

先ほどもお話しした通り、3K「キツい」「危険」「汚い」といったイメージがあり、さらに「給料が安い」「休暇が少ない」「かっこ悪い」を加えて「6K」と呼ばれることもあります。 

しかし、近年では規則なども変わってきており、作業員が働きやすい環境が整ってきています。 


「キツい」 

全国的に残業時間に関する規定を厳しくし、長時間労働とならない様工夫されてきています。また、地球規模での温暖化による外気温の上昇によって、熱中症を発症するリスクが高まってきているため、熱中症対策として長時間の高温化での作業を避け、逐次休憩を取りながら作業を行うように厚労省から規則が施工されています。 


「危険」 

高所作業
大昔は安全対策をすることなく高所での作業が行われていたり、安全帯を付けていてもその安全帯が腰巻きであるため、局所的(背骨や腰)に衝撃を受けてしまう事故もありました。それにより、腰巻きベルトの安全帯からフルハーネス型の安全帯を使用することが義務付けられ、墜落による衝撃を和らげる効果が上昇しました。
 

 

「汚い」 

作業者
土木工事に汚れは付きものです。国民や国のインフラを支えるために日々努力して付いた汚れはむしろ誇るべきものと考えることができます。
  

土木業界は大きく分けると、「設計」(計算、図面作成など)と「施工」(工事)に分かれます。弊社は主に「設計」を担う会社になります。だからといって計算や図面作成だけでなく、現場に出て調査などを行うこともあるため、高所での作業や這いつくばって汚れながら作業をすることもありますが、重い物を運んだりするようなことはありません。


土木業界に入って求められる知識

土木では色々な構造物を設計、施工するため、一括りに「〇〇の知識が必要」とは言い切れず、種々の幅広い知識と専門的な知識が求められます。 

必要となる知識は、数学などの知識だと中学校程度で最初は大丈夫です。特に必要となるのは図面を理解する能力です。図面は基本的に2D図面を頭の中で3Dに組立てて、それから作業を始める必要があります。また、報告書などを作成する際の国語の知識が必要になってきます。文章を作っていると、「に」なのか「の」が合うのか分からなくなって来る時もたまにあります。 

 

最も必要となるものは? 

土木業界に限らずですが、最も必要となるのは「どうすれば相手の要望に応えることができるか?」という相手の立場に立って、自分の軸をしっかり持った上で常に前向き(ポジティブ)に考えることです。相手も人ですから、千差万別の考えを持っています。また難しい要望や厳しい指摘もありますが、この考え方が無いと仕事を進めていくことはできません。 


土木業界で働くメリット
 

土木構造物は、その地域に住む人々のインフラを支える重要な構造物です。それらを設計したり維持管理することで人々の生活環境を向上させる仕事なので、それに携わることはとても誇らしいことだと言えます。自分自身が携わった構造物を見たり、友達や家族が利用した時に満足感や達成感を味わえる仕事と言えるでしょう。 


まとめ
 

土木業界のイメージを変えるためには、自分で体験することが手っ取り早いですが、どうしても飛び込みにくいという時は、日常で見かける工事現場を見学して、何を考えながら作業しているのか?どんな会話が行われているのか?など注意深く見てみることでイメージは変わるかもしれません。 

土木構造物を作り上げるためには、簡単な作業や計算などだけでは不可能です。ですが、土木業界でも色々な分野があり、自分に合ったものを見つけそこを伸ばせるように自分自身で考えて仕事をすることで自ずと成長していくことができます。 

自分自身が携わって出来上がった物を見た時の感覚は他の仕事では味わえないでしょう。 

イメージだけで避けるのではなく、飛び込んで体験をして共に成長していきましょう。 

なんでもお気軽に
ご相談ください!

06-6195-3991

国土工営コンサルタンツ(株) 
営業時間:平日9:00 - 17:30

フォームから問合せする